「男たちの大和」録画分をつい先日観ました。など、「ガンダムSEED DESTINY」のアスランをメインに、独自に血液型考察もやってる管理者が語る、煩悩と妥協まじりのフリートーク♪

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「男たちの大和」録画分をつい先日観ました。

その後追記あり 04/24
昔、若い頃はとにかく明治から終戦に至るまでの時代というのには、正直
食わず嫌い的な嫌悪感が強かったんですけど。(^^; 
奇しくも「るろ剣」にハマり、いくらか幕末関連の本を読んでからは
かなり見方が変わりました。
アジア諸国の中で日本が植民地化を免れたのは、やはり偉大な先人達の
お陰であったのだと。

でも本当に特攻にまつわるお話は、毎度見る度に胸がつまります。
やはり組織を束ねる者の判断ミス=引き際を誤ったばかりにどれだけの
多くの命が無駄になったかと思うと・・激しい憤りを感じずにはいられ
ないですね。(ちなみに私の伯父も海軍に従軍し、南方の海で10代の
若さで戦死しています)
≪↓↓↓≫(ネタばれ注意!)

かつての大和の乗組員だった主人公が戦友の娘と偶然再会し、彼女の願い
を叶えるべく小型漁船で大和終焉の地へ向かうところから、この物語は
始まる。漁船の中で語られる大和で起ったいくつかの真実。


正規の訓練期間を繰り上げての少年兵達の派兵。
乗船早々から徹底した縦社会の軍隊の規律を叩き込まれる新兵としての
過酷な日々。束の間の休息‥家族や恋人とのひとときの逢瀬。

いよいよ戦況が悪化し、大和にも司令部から極秘任務=沖縄への特攻作戦
が提示される。
片道だけの燃料を積み込み、もはや帰ることはないと知りつつ、船出する
大和と乗組員達。

「もしも、万が一にでも退艦命令が出たなら‥その時は艦を離れろ」
反町が扮する将兵の台詞。大人達が至らないばかりに、年端もゆかない
多くの少年兵を死地に向かわせねばならない、上官としてのせめてもの
贖罪を匂わせるシーンがなんともいえなかったですね・・。

ひたすら純粋に「お国の為」と大人達に教えられたとうりに死に赴こうと
する少年兵達と、ある程度、軍部のやり方や特攻の理不尽さ等の事情が
見えている・・それでも結局は、軍人としての使命を全うするしかない、
やりきれなさを胸に抱く上官達の対比とか、そういうところも良かった
と思います。

思わず、目を背けたくなるような地獄絵図さながらの戦闘シーンは、もう
凄まじいとしかいいようがなかったです。
ほんの一瞬で命が次々と失われる有り様がかなり克明に苛烈に描かれて
いました。最後には満身創痍と化し、海の藻屑となってゆく大和。

そして、森脇(反町)は部下である主人公の身体を救助のロープに括り
つけ、自分は沈みゆく大和の元へと引き返してしまう。


「‥なんであんただけ、よくもおめおめと‥」
戦後、復員した主人公が戦死した戦友の母親の前で土下座して詫びる
シーンはホントに泣けてしょうがなかったです。


そして、再び現代・・二人が互いに大和にまつわる昔話を語り尽くした
ところで、ようやく目的地に辿り着き、物語は幕引きとなる。

‥戦後、主人公が長きにわたって誰にも語れぬまま、ずっと胸の奥で
わだかまっていた思いを、ラストにはしっかり昇華させるところまで
もってゆく展開がお見事かな。

はからずも生き残ってしまったことを負い目に感じつつ年を経てきた
主人公がヒロインとの短い船旅によって、己れの生の意味を再確認する。
その思いは一緒に船に乗り、二人の話の一部始終を聞いた主人公の孫
=15才の若者に受け継がれ、未来へと語り継がれることだろう。

この『現代側の異色の顔触れ』もさりげなくいい感じ。
実際に戦争体験者である神尾(仲代達矢)と、その神尾よりずっと年上
で上官であった内田(中村獅童)の養女として、その晩年に付き添い、
最期を看取ったヒロイン(鈴木京香)。
戦争とはまったく無縁の現代の日本で、今日まで一切何も知らされず、
白紙のまま育ったであろう少年(池松壮亮)。

直接生き残った知己の男二人で語るのでなく、初対面同士の男と女。
それも男の方は、戦時中まだ少年兵で、若すぎたばかりに心に負った傷
を癒しきれぬまま、仲間にも時代にも取り残され、ずっと置き去り同然
といった風情だったのが、同じようにして戦後を生き抜きながら、大人
として、もっと割り切った視点で戦争を見据えて生きた人間の言葉を
聞かされたことで、ようやく己れの戦後に区切りをつけるカタチとなる。

お互い、見栄とか自己正当化もとりたててする必要のない間柄で・・
だからこそ、何の誇張もなく淡々と語られる内容に、かえって偽りの
ない真実が宿る気がするし、その場の3人だけでなく、視聴者たる我々
も共に素直に耳を傾けざるをえないような・・。

3者3様の世代差と、それぞれの持つ視点の違い・・そういうのも
たぶんちゃんと計算され、描かれているのかな?


ラストシーンの冒頭‥満開の桜と大和乗組員の石碑の風景がとても綺麗
でした。潔く散っていった男達を悼むように咲き乱れる桜が泣けるほど
絵になってましたね。


≪追記≫
なんで昔はあんなに食わず嫌いしてたのだろう?って、その後つらつらと
考えてみたんですけど。(^^;

私達の学生時代には、原爆や反戦教育の一貫で、小学生の頃から、特に
原爆にまつわる戦争映画を何度か見させられてきた訳なのですが。

戦争に至るまでのやむをえない事情とかはよくわからぬまま、子供心に、
「戦前=ほとんど自由のなかった時代」「戦後=晴れて自由を得た時代」
程度の認識しかなくて。

それと大人達の
「もう戦争は嫌だ、2度とあんな苦しい、辛い思いはしたくない」という
のも重なって、いつしか戦前の時代を一切否定することにつながって
いったのだと思います。

戦後、憲法が改正され、アメリカの文化や思想が否応なしに雪崩れ込んで
きたせいで、民主化と自由は一気に国内に浸透してゆきましたけど、
一方で、それまで遵守されてきた日本古来の思想や伝統などの多くが
ざっくりと斬り捨てられてしまうハメにもなりました。

戦争で負けることがなければ、そもそも勝ち目のない戦争などしなければ、
民主化も自由化ももっとゆっくり穏やかなものになっていたことでしょう。

敗戦という惨めで悲惨な結末と、そこから立ち直るべく、急速な変化を
ひたすら余儀なくされてしまった・・その皺寄せが、世代交代が進み
戦争体験者が減りつつある今、様々なカタチでもって表面化してきて
いるように思えます。

今はともかく我が国は平和すぎて、「自由も平和もそれが当たり前」
のように思いがちですけど、それが許されなかった時代が確かにあって、
それらを心底願いながら、死んでゆくしかなかった人達が大勢いたのだ
ということだけは、忘れてはならないと思います。
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このエントリーにお寄せ頂いたコメント

風海さん、こんにちは。
>ラストにはしっかり昇華させるところまで
>もってゆく展開がお見事かな。
ですよね、ですよね。
戦争映画で現代劇がこれだけ生きていた作品ってあまり無いからすごい上手さを感じましたよ。
仲代さん拍手。

それでも硫黄島2部作を見てしまうと、なんだか嘘くさい小奇麗さがちょっと鼻をつきました。
といいながら、ボロボロ泣いてましたけど(笑)
たいむ at 2007/04/22(日) 10:59 | URL

> 戦争映画で現代劇がこれだけ生きていた作品ってあまり無いから
> すごい上手さを感じましたよ。

そうですね。たいむさんのコメントを読んで、改めて気付いたことを追記させてもらいました。
嘘くさい小奇麗さって、大和の方がですか? 私は硫黄島の方は見てないので、なんともいえませんけど。(^^;

でも、昔の人の方が立居振舞や言葉使いは綺麗だなって思いますね。
とにかく、見ていて自然と涙がこみあげてくる脚本や演出の上手さには脱帽ものです。
そういえば、私にとっての微妙さっていうのは、長嶋一茂氏。普段あまりドラマ見ないせいか、役者のイメージなくって、SEEDにおける西川さんみたく、演技の上手下手以前に「え、何でこの人が‥」って、ちょっとビックリしちゃいました。(笑)
風海(管理人) at 2007/04/24(火) 07:27 | URL

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ハリウッド映画のDVD化が約4ヶ月後というスピードに対して、邦画のDVD化もどんどんスピーディになる傾向にあるけれど、最近はTVの地上波放送も早くなったものだ。昨日は、「男たちの大和」と「あらしのよるに」の2本が地上波放送された。特に「男た
TrackBacked by たいむのひとりごと at 2007/04/22 10:59

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