互いの覚悟を見せつけられての終焉~コードギアス最終話感想。など、「ガンダムSEED DESTINY」のアスランをメインに、独自に血液型考察もやってる管理者が語る、煩悩と妥協まじりのフリートーク♪

互いの覚悟を見せつけられての終焉~コードギアス最終話感想。

・・えっと、前回の感想を書いてから、その後の展開に、少々リアリティ
のなさを感じてしまっていたので、ずっと感想は書かずに見てるだけに
なっておりました。(^^;

でも、ラストはホント「うまくやられた」って感じでしたね。

≪撃っていいのは、撃たれる覚悟のある奴だけだ!≫

最後の最後で、再びあの名セリフを持ち出してのあの展開がね・・。

なんというか、一応「ピカレスク・ロマン」という副題には
ふさわしい締めくくりだったように思う。
≪↓↓↓≫

ルルーシュとスザク・・若い二人の覚悟が痛ましかった・・かな。
世界に対し捧げられた生贄=生き死にの違いはあれど、どちらも我と
我が身を捧げたことに変わりはないと思う。

―― 最後まで笑ってスザクの凶刃を受け入れて ―― 。

十字架を模したように、長くまっすぐに血痕を引きずって落ちてゆく
さまが、いかにも殉教者のようで、教会の祭壇の前で祈りを捧げるC.C.
の姿と相まって、見事なまでに効果的な演出だと思った。

O型人間がこよなく愛するある種の≪潔さ≫に満ち溢れた結末。


思い返せば、第1期のラスト、ブラックリベリオンの時は、しっかり
「ナナリー個人>世界の動向」で、ナナリーの為ならすべて投げ出せる
ほど、彼の世界は自分本位で幼く身勝手なものでしかなかったのに。

それがいつの間にか、「ナナリー個人<世界の動向」になっていて、
たとえナナリー本人が立ちはだかることになっても、怯むことなく
ゼロレクイエムへの道を貫き通すまでになっていた。

そうした彼の変化=ルルーシュの成長ぶりが、あのラストを導き出した
のだと思えば、迂闊に否定も肯定もできかねる感じ・・。


Cの世界で父シャルルの計画を阻止し、母親共々退けたルルに対し、
なおもユフィの仇として、刃を向けようとしていたスザク。

あの時点で、ルルはナナリーの生存を知らず、どん底だったし、スザクの
方もフレイヤでの大量殺戮の片棒を担がされたあたりから、かなり危ない
方向へ振り切れかけてたし。

そんな二人が、1ヵ月後には共犯者として公の場に登場。
他のナイトオブラウンズやフレイヤの無効化など、それは見事な連携
でもって次々と障害を退けて。

でもアスキラと違って、どうもこの二人の結託には痛々しさを感じるな~
と思っていたところ、あのラストですべてに得心がいってしまった感じ。

かつて、枢木神社で対峙した時、同じ血族殺しを背負う者として、嘘を
貫き通しでも咎人であり続けようとするルルの心情をスザクが看破し、
汲み取ったあたりからして。

その後、共にCの世界を体験したことで、世界の明日を変えるため、
互いに仮面を被り続ける道を選択した訳なのか。
ユーフェミアの死で、一度粉々に砕け散った二人の友情は、もつれた感情
はそのままに、共に大罪を背負う咎人同士としての奇妙な結託へと辿り着く。

わかる、わかるけど、二人にとって、もはやそういう選択肢しかなかった
というのが、すごく悲しいし、痛々しいと思う。

とにもかくにも、トンデモナイ親を持ってしまったことが彼らの災難の
始まりで・・。
ギアスという特殊な力を得て、自らの運命から反逆を試み、多くの犠牲を
出しながらも最終的には世界のありようを大きく変えてしまった。

個人としてのささやかな反逆に留まらず、世界を変えるまでに至ったのは、
どんな姿をとっても受容してくれた女性達=ユフィ・シャーリィ・C.C.との
関わりと、ルル自身の心の成長の賜物なんだろうけど、やり方が反則だらけ
で強引だった分、周りに残していった衝撃や傷跡もけして半端じゃなくて・・。

視聴者の多くもまた、最後にど~んと大きな傷跡を抱えこまされた気分
だったりして。
やっぱり、ナイーヴな人間には、色々としんどいことこのうえない作品
でしたね。(^^;


≪その他いろいろ≫
ブランクありすぎなので、数話分まで遡って書いちゃいます。(^^;

【ロロ】
あんなにもあっさりとロロが死んだのは残念だったけど、既にルルの為、
自分の手で仲間も葬った彼には、どこにも行き場がなくなっていて。
拒絶されても罵倒されても、それでも縋りつく相手はもうルルしかいない!
・・そういった彼ならではの特別な背景があったからこそ・・命懸けで
尽くしぬいて、嘘を真実に塗り替え、欲しかった言葉をルルから勝ち
取って・・余計にあの死に様には涙を誘いましたね。(;;) 

【シュナイゼル攻略法】
あの切れ者のシュナイゼルの本質を見抜き、マオと同じやり方でハメた
のはナイスでした。しかも、かけたギアスが「ゼロに仕えよ」

ゼロ=ルルーシュであるという彼の認識を上手く逆手にとってます。
彼のせいで秘密を曝露され、ゼロとしての立場&築き上げてきた一切を
奪われたルルとしては、これ以上ない意趣返しですね。

【ナナリーへのギアス効果】
果たして、ルルは一番大切なナナリーに、ギアスをかけれるか否か?
最大の焦点でしたが、結局彼女の意思と覚悟が自分と同じであることを
知り、スザクの時と同様、彼女の破滅志向を封じる手段として、迷う
ことなくかけています。それがあのラストの奇跡に通じたのかな?

「神ではないからギアス能力のつながりがなければ・・」みたいなことを
C.C.が言うシーンがあったけど。
彼女がギアスをかけられていたからこそ、瀕死のルルの手をとった瞬間、
精神的にリンクして、ルルの本心を知ることができたのだと思います。
(C.C.がスザクやアーニャと共鳴してたのと同じ現象じゃないかと)

あえて罵られる行為を選択した結果が、土壇場でルルに救いをもたらす。
真相を知り、「愛しています」と言いつつ、号泣するナナリーに
看取られて逝けたことがせめてもの慰めだったように思う。

「ギアスという名の王の力は人を孤独にする・・少し違ったな・・」

独りつぶやくC.C.の傍らにあったピンクの折鶴は、シャーリィやユフィと
同様に最終的に兄の生き様を許容したナナリーの心を表したものだと
思いたいですね。

【ゼロレクイエム】
レクイエム=鎮魂歌というより、ラテン語の「安息を」の意味かな?
ゼロという奇跡の象徴が魔王を倒し、世界に安息をもたらす・・。

囚人服で獄中にいる人々がやけに多いな~と思ったら、反ルルーシュ派
だとゼロレクイエムが成った暁には逆に解放され、自由の身になれる
からだったんですね。

ナナリーまで容赦なく手枷足枷スタイルだったのにはビックリしたけど、
あれってやっぱ視聴者サービス込みだったりして。(^^;

「魔王に従うくらいなら、死を選ぶ!」
そういう覚悟で、いったん己れの生を手離した人間だからこそ、
魔王亡き後の世界で人並みに生きてゆくことを許されるとか・・。

【ナナリーの傍でゼロとして生きるスザク】
結局のところ、微妙にカタチは違えど「スザクをナナリーの騎士に」
という当初のルルーシュの望みどうりになったようで。
「生きろ」というギアスが最後まで解除されなかったのにも納得。

ゼロの仮面に血を滴らせながらの抱擁シーンが・・壮絶に妖艶すぎvv
最愛の妹の為に、身体を張って血の契約というか、生涯解けない呪いを
かけたみたいで・・なんか、永遠に腐女子の語り草になりそう・・vv

【その他の人々】
咲世子さんやギルフォード卿がちゃんと生きてたのは嬉しかったですね。
ヴィレッタもめでたく扇さんと結婚できたようだし。

カレンは日本人として、母親と共に暮らし始めてるようだし、コーネリアも
なんとか無事でよかったです。
結局、コーネリアにとって、ルルは「許し難きユフィの仇」以外の
何者でもなかった・・というのがちと残念だったけど。

アーニャもジェレミア卿のお陰で、本来の記憶を取り戻したようで。
おそらくはアーニャを通じてマリアンヌ妃の死の真相を知り、あの事件で
忠義をまっとうできなかったジェレミアの負い目も拭い去れたってことで、
晴れて転職したのかな?

二人仲良くオレンジ畑で働いてる姿には笑っちゃいました。
このシーンだけ、やたらとギャグっぽかったですね。


【不満だったこと】
・・ニーナがモニターに映し出される犠牲者の名簿を見て、愕然とし、
科学者として自分の有り様を模索する描写はよかったように思うけど・・。

一方で、お偉いさんとして、実際に戦場にフレイヤを持ち込み、使用を
許可したシュナイゼルのやり方はもっと非難されてよかったように思う。

取引材料としての脅し程度ならいざ知らず、「非武装の一般人を大量
殺戮する」・・そういうやり方を本気で実行に移せる人間を、他国の
首脳達が大して非難もせずに受け入れているのは、ちょっとどうかなと・・。

なにせ1度ならず2度までも、東京租界についで、帝都ペンドラゴンに
までフレイヤを撃ち込んでいるし。
・・仮にも自分の兄弟や自分の国民がいるところに。

特に黒の騎士団の面々が今まで共に戦ってきた人間(ゼロ)より、
そういう人間の方をあっさり信じてしまうあたり。

ゼロが≪我々は、力なき者の味方であり、武力を持たない弱者は虐げ
てはならない≫という理想を掲げていただけに、余計にリアリティを
無視したご都合主義を激しく感じて、ちょっと感想書く意欲が萎えて
しまったのよね。


ルル-シュの場合は、もともとの出発点~母を殺した者への復讐と
妹を守る~というところからして窺い知れるとうり、「大切な人を
喪う痛みや怖さを十二分に知る人間」で。

一方のシュナイゼルは「執着のなさ故に喪う痛みもわからない」
だから老若男女を問わず、幼子だろうと誰でもあっさり大量に殺せる。

そうした両者の人間性・キャラの違いを「視聴者にアピールする分」
には問題なかったように思うけど。

とにかく、フレイヤ使用に関しては、多少ヒネリを加えるなどして、
もっと自然に納得できるカタチにもっていってほしかったな~。


あとシャルル皇帝とマリアンヌのキャラ&彼らの理想がね。
最後まで親子の情があるんだか、ないんだか・・?

「神を殺す」というのが「嘘のない世界を作る」ことで。

「時の流れを止め、人類の意識をひとつに統合する???」
一種の理想郷らしいけど、あんまり理想郷とは思えないあたりが。(^^;

一方で世界征服=領土拡大とかもしっかりやっちゃってるし。
あまりにつじつまが合わない感じ。リアリティ=説得力がいまひとつ・・。

ストーリィ的にはかなりスリリングで面白かったけれど、シャルルといい、
マリアンヌといい、どうも最後まですんなり納得しがたいキャラに
なってたのが残念でした。
関連記事

このエントリーにお寄せ頂いたコメント

沙夜さん、こんにちは。
何時も私を褒めてくださいますが、とんでもない!沙夜さんの考察の足元にも及ばないと改めて痛感しております。正直なところ、SEED DESTINYでの考察やその後のやりとりにはすっかり疲れ果ててしまったことから、コードギアスではほとんど語るのを止めていましたが、考えていなかったわけでもなく、沙夜さんのまとめにはいちいち頷くばかりです。
不満や残念に思うところも似たり寄ったり。特に私はコーネリアですね。ゼロの正体を知るコーネリアが、ルルーシュとスザクゼロのやり取りで全てを悟ったのかどうか・・・。これはゼロの正体を知る誰しもであって欲しいけれど、実の兄に刃を向けたコーネリアなのだから、あの瞬間でルルーシュを理解してくれたのだと思いたいところです。

たぶんどこかで大きく路線変更したと思われる「コードギアス」。ナナリーの扱いがやや雑になってしまったのも少し残念。やはり鈍すぎです。そして2期での登場人物は、結果的に広げ過ぎた風呂敷の都合の良い回収役でしかなかったのが加えて残念なところかな?

ラス前は唖然の連続でしたが、何はともあれ終わりよければすべてよし。作り直す必要もないし、投げっぱなしで放置されている何かより何倍も潔くって良かったですね。
たいむ at 2008/10/07(火) 19:10 | URL

今回はホント感想捻り出すのに四苦八苦したので、たいむさんに大方賛同いただけて嬉しい限りです。(*^-^*)ゞ 実は、放映から数日間は頭の中ぐちゃぐちゃで、正直何をどこまで書いたものか・・だったんですけど。(^^;

それにひきかえ、流石は「継続は力なり」ですね。しっかりその日のうちに要点を簡潔にまとめてUPできちゃうあたり。やっぱ毎日書いてる人は凄いな~としみじみ‥。

何しろ大元のギアス能力からして、どうしてそういう力が存在するのか、かなり謎が多い作品でしたからね。
私は勝手にガイバーみたく降臨者(異星人)か何かの末裔の一族がいて、渡瀬悠宇の「妖しのセレス」みたいにブリタニア皇家がその一族を支配してるんじゃないかとか、考えてたんですよ。(ギアス発動時の絵柄が宇宙的でしたし)結局、不老不死を他者に譲り渡せる・・そのカラクリとかもいまいち消化不良でしたし・・。

コーネリアに関しては、ユフィがギアスにかかったのは過失であり、不幸な事故だった・・そこら辺が明らかにならない限りは・・(スザクですら、しつこく根に持ってたくらいですし)最愛の妹の仇という認識は容易には覆らないかと・・。(^^; ナナリーにとってもユーフェミア殺害犯が兄・・というのがなくば、だいぶ違ってたんじゃなかろうかと。

> たぶんどこかで大きく路線変更したと思われる「コードギアス」。

そういえば、そんな風に言われてる部分もあるようですね。
あいにく、放映中「種デス」ほどには、あまり他のブログとか見てなかったので、そういった情報には疎くて・・。ただ、秋葉原のとか物騒な事件が世間を大きく騒がせた後で、日曜のあの時間帯であのラストをよく敢行できたな~と。

どうかすると、過激な流血シーンやバトルにばかり気をとられがちだけど、視聴者=特に若い世代に、この作品を通してのメッセージみたいなものがある程度しっかり伝わっているといいんですけどね。
できたら近いうちに、総まとめみたいなものを別個にUPするつもりです。
星咲沙夜(管理人) at 2008/10/09(木) 05:13 | URL

URL:
コメント:
 

このエントリーにお寄せ頂いたトラックバック

このエントリーへのトラックバックURL

スポンサードリンク

Copyright © 「ガンダムSEED DESTINY」を血液型マニアが語るブログ All Rights Reserved.
ほったらかしでも稼げるFC2ブログテンプレート [PR]ブログパー

ツ